JAおおぞら農業協同組合

JAおおぞら農畜産物

能登棚田米

石川県能登半島の先端にある奥能登の3つの農協が、世界農業遺産の認定を契機に力を合わせ、清らかな水と風、先人が守り続けた棚田で、環境に配慮した栽培方法で育てたコシヒカリです。

美味しさのヒミツ

能登棚田米は、世界農業遺産に認定された奥能登の里山里海で育ったコシヒカリです。奥能登地域は深い山々と日本海に囲まれ、昼と夜の寒暖差が大きいため、お米が一粒一粒ゆっくりと熟し、甘みのある、しっとりとしたお米に育ちます。
また、水源近くのきれいな水を使い、農薬の使用量も一般的な使用量の5割減となっているため、里山の生き物たちにもやさしいお米です。

昼と夜の寒暖差

農家の愛情

里山の生き物にも優しい

能登棚田米統一栽培基準

・傾斜度が20分の1以上にある水田
・化学肥料・農薬の成分を一般の水田より5割以上削減
・能登棚田保全活動協議会が指定する肥料及び農薬を使用

能登棚田米の取り組み

農村の原風景ともいえる棚田は、石川県内の約8割が能登地域にありますが、重労働や収量が低いこと、さらに近年は農家の高齢化も相まって、棚田の耕作放棄が心配されています。
このため、「能登棚田保全活動協議会」では、世界農業遺産に認定された能登地域の棚田での農業振興と棚田保全を一体的に進めていくため、「能登棚田米」の取組みをはじめました。

能登棚田米の取り組みは、①環境にやさしい栽培方法により美味しいお米の生産と生物多様性が守られた棚田環境の保全、②ブランド化して販売することで、安全安心なお米を消費者に届けると同時に、棚田で継続してお米を作れることができるだけの農家収入の確保、③売り上げの一部を財源として、地域の方々と都市住民やボランティアが協力した棚田の維持・保全活動の実施を行っています。

棚田保全活動

棚田は、生産の場としてだけでなく、国土や環境の保全、美しい景観形成など、多面的機能を有しています。また、2011年の「世界農業遺産」登録を機に、能登の棚田は今まで以上に脚光を浴びています。しかしながら、棚田は、傾斜地にあるため平坦地の水田に比べると、作業効率や生産性が悪く、高齢化も相まって、耕作放棄が心配されています。そこで、近年、棚田の景観や文化、里山の生き物たちを守るために、棚田地域の人たちが中心となって、棚田保全活動に取り組んでいます。

棚田米通信

能登棚田米特別栽培米指針・ガイドライン